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ビール辞書  Beer Dictionary

ビール辞書 beer dictionary

ア行
アルト アンバー エール エステル オールモルト 大瓶 大麦
カ行
下面発酵 グルートビール  黒ビール ケルシュ  酵母
サ行
雑酒 スプリング・バレー・ブルワリー 修道院ビール 上面発酵 スタウト
タ行
第三のビール デュンケル トラピストビール
ナ行
ノンアルコールビール
ハ行
ヴァイス 
バイツェン 発泡酒 ビール酵母 ビール純粋令 ビア(ビール)テイスト飲料  ピルスナー
複合(ハイブリッド)タイプ プリン体 ベルギービール ポーターボック ホットビール
マ行
ミュンヘン メルツェン
ヤ行
ラ行
ラオホ ラガー ランビック

ビールの分類 the sort of beer

日本ビールの歴史(工事中) the history of Japan Beer (NIY)

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    ア行

  1. アルト alt

    上面発酵の濃色ビール。ドイツの上面発酵ビール。下面発酵よりも古く(alt)から醸造法が 確立されていたため、このように呼ばれる。上面発酵参照。

  2. アンバー amber

    琥珀色。焙煎麦芽による発色。褐色。エール参照。

  3. エール Ale

    上面発酵。イギリスの代表的なビール。beer(下面発酵)より苦く、コクがある。 上面発酵参照。 ダークエール dark ale 黒色(焙煎麦芽使用)、アンバーエール amber ale 琥珀色(焙煎麦芽使用)、ペールエール pale ale 淡色などがある。

    アンバーエールのビール: 軽井沢高原ビール amber ale

  4. エステル

    酵母による香りの成分。フルーツの香りに比する。 酵母が低温などによる栄養不足を補うため生成する成分による香り。

  5. オールモルト

    麦とホップだけで造られたビール。国内のビールではサントリーのモルツが有名。ドイツなどヨーロッパではこのタイプが多い。ビール純粋令参照。

  6. 大瓶

    日本でのビールの基本的な容量単位。昭和19年(1944年)に633ml(3合5勺1寸)に統一。

  7. 大麦

    ビールの原料。二条大麦(2列)と六条(6列)大麦が使われる。

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    カ行

  8. 下面発酵

    低温性酵母を使い低温(6〜15℃)で発酵させ、長期間熟成する。ラガー lager。 国内大手のビールはこの下面発酵が多い。円熟したまろやかな味になる

  9. グルートビール

    中世ヨーロッパで飲まれていたビール。ホップの代わりにハーブを使用。麦芽の量が5倍程度と多い。麦芽の風味とハーブの香り。

     

  10. 黒ビール

    黒色の下面発酵ビール。ローストしたモルトによるビターな味わいがある。甘く香ばしい麦芽の香味の残る濃厚なビール。

  11. ケルシュ Ko"lsch

    ドイツのケルン地方で製造。苦味が強く、新鮮な果実の香りがする。炭酸ガスは少ない。 糖類が入っていることが多い。上面発酵させた後、低温熟成させる。淡色。 フルーティな味わいがある。

    ケルシュのビール:黄桜麦酒

  12. 酵母

    酵母を濾過や熱処理して取り除かずにそのまま瓶詰めしたもの。ビール酵母には各種のビタミンやミネラル等が豊富に含まれているために健康にもよい。また、瓶の中で発酵が進むため、味が変化する。 但し、品質保証期間が短い。

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    サ行

  13. 雑酒

    ビールでもなく、発泡酒にも分類されない酒税法上「その他雑酒(2)」に分類されるアルコール飲料。ビール風味にしたものは「第三のビール」と呼ばれている。発泡酒がビール並みに増税されたことにより2004年から開発された。
  14. スプリング・バレー・ブルワリー

    1869年(明治2年)にアメリカ人の W.コープランドが横浜で「スプリング・バレー・ブルワリー」社を設立し、日本で最初のビール醸造を行なった。その後、ジャパン・ブルワリー社が引き継ぎ、1888年(明治21年)年に「キリンビール」を発売した。
  15. 修道院ビール

    トラピストビールを参照。
  16. 上面発酵

    常温(18〜25℃)性酵母を使い、常温で短期間で発酵させる。主にイギリス産のビールに多い。また地ビールにも多い。 フルーティな香りがある。発酵中に浮上し酵母の層ができる。このため、上面発酵と呼ばれる。エール参照。 但し、上面発酵の場合でも、バイツェンやケルシュ、アルトのように低温で長期熟成する醸造法もあり、複合(ハイブリッド)タイプと呼ばれている。
  17. スタウト Stout (シュバルツ)

    「強い (stout) 」ビール。強く焦がした麦芽を使用して着色する。糖類を使用してアルコール度を上げる。上面発酵。 ギネスのものが有名。キリンスタウトは、上面発酵による濃色ビールでアルコール度が 8% もある。

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    タ行

  18. 第三のビール

    雑酒参考。
  19. デュンケル Dunkel

    濃いブラウン色。焦がした麦芽を使用。味が濃厚。甘い麦芽の後味がある。 ミュンヘンで発達した。地ビールにこのタイプが多い。アサヒの DUNK (98/5)もこのタイプ。
    デュンケルのビール: 独歩 (酵母入りデュンケル)

     

  20. トラピストビール

    ベルギーのトラピスト派修道院で作られたことから始まったビール。長期熟成させる。濃色でアルコール度は高め。 苦味が強い上面発酵のビール。スパイスなどを入れることが多い。
    トラピストと名のれる醸造所はベルギーの6ヶ所しかない。

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    ナ行

  21. ノンアルコールビール Non Alcol Beer

    アルコール度が1%未満のビール。アルコールが全く入っていないわけではない。1% 未満であれば、アルコール飲料とみなさないので、例えば、免許なしで製造が可能。ノンアルコールビールの製造キットも市販されている。また、飲酒運転対策として人気が出てきている(が、全くのアルコールなしではないので、飲酒運転になることに注意する必要がある)。
    ノンアルコールという名称では誤解が生じるということから2003年5月ごろから、ビアテイスト飲料という呼称も使われるようになった。

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    ハ行

  22. ヴァイス

    白(ヴァイス)ビール。小麦を原料とするビール。ヴァイツェンビール。

     

  23. バイツェン (ヴァイツェン) Weizen

    淡色。小麦使用。フルーティな香り。ホップの苦味が効いたシャープな味。ドイツのバイエルン地方に伝わる。またベルギータイプともいう。 サントリーのホワイトビール(1998/4)もこのタイプ。

     

  24. 発泡酒

    酒税法から、大麦の麦芽、小麦の麦芽、米、とうもろこし、こうりゃん、じゃがいも、でんぷん、糖類とホップ、着色料以外の原料が使われているときは、ビールと表示することができないため、発泡酒と呼んでいる。
    他国のビールの定義とは異なるため、他国でビールであるものが日本では酒税法上、発泡酒となることがある。

     

  25. ビール酵母

    酵母の項を参照。

     

  26. ビール純粋令 German Purity Law

    「ビールは麦とホップ、酵母と水だけで造れ」。1516年バイエル(バヴァリア)国王 ウィリアム4世が発布。 ドイツは今でもこの法令に従ってビールを製造している。

     

  27. ビアテイスト飲料、ビールテイスト飲料

    ノンアルコールビールはアルコールが微量ながら入っていることで、誤解を招きやすい名称をこの名称に変えた。2003年5月ごろに大手メーカが一斉に変更した。ノンアルコールビールの項も参照。

     

  28. ピルスナー(ピルツェン)Pilsner

    淡黄金色。ホップの爽快香味。チェコのピルツェン市で誕生。二条大麦のピルスナー麦芽を使用。 国内大手のビールはこのタイプが中心。

  29. 複合(ハイブリッド)タイプ Hybrid Type

    常温(18〜25℃)性酵母を使い、低温で長期熟成する。 常温性酵母を使い、短期間で発酵させる上面発酵の香りのよさと長期間発酵させる下面発酵のまろやかさと合わせ持ったビール。バイツェンやケルシュ、アルトがある。

     

  30. プリン体

    尿酸の元になる細胞の核から新陳代謝の結果できる物質。取りすぎると体質によっては、痛風などになる。ビールには比較的多く含まれる。

  31. ベルギービール

    人口1000万人で九州ほどの国土を持つベルギーでは、11世紀ごろからビールが造られていて、地ビールも含め、約800銘柄がある。スタイルはピルスナーから、上面発酵系、自然発酵系のものまで多くの種類が存在する。この中でもトラピストビールやランビックビールなど独特のビールも数多く、日本でも熱狂的なファンが多い。
    ベルギービールの主な醸造所には、ヒューガルデン、ブーン、デュベル、ローデンバッハ、オルヴァルなどがある。

  32. ヘレス Helles

    ミュンヘン生まれの下面発酵ビール。すっきりとした味わい。 ピルスナーに対抗するためにデュンケルをベースに作られたビール。 モルト風味を重視している。

     

  33. ポーター Porter

    イギリスの濃色ビール。ポーター(運搬人)に人気だったためこの名がある。 上面発酵。モルト風味と苦味が強い。

  34. ボック Bock

    北ドイツのアインベックで誕生したビール。バヴァリア地方での生産が有名。 ホップの香りの芳醇なビール。果実の芳香や麦芽の風味に富んだ高濃度のビール。 ドイツの法律では 6.6% 以上のアルコール度が必要。

  35. ホットビール Hot Beer

    ベルギービールを湯せんして暖めて飲むビール。冬から初春にかけての風物詩。

  36. ホッホクルツ製法

    短時間高温仕込み。ドイツ古来の醸造法。麦芽本来の旨みがある。 サッポロのクラシックがこの製法で作られている。

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    マ行

  37. ミュンヘン

    デュンケルを参照。


  38. メルツェン Marzen

    下面発酵ビール。琥珀色。アルコール度数が高め。モルトの味わい豊かなビール。 3月(メルツェン)に仕込むビール。

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    ヤ行

    ラ行

  40. ラオホ Rauch

    燻製麦芽を使用した香りの強いビール。下面発酵の濃色ビール。燻製ビールとも言われる。

     

  41. ラガー lager

    下面発酵参照。

  42. ランビック Lambic

    空気中の酵母による自然発酵のビール。熟成に1年から2年要し、樽の中で熟成するものが多い。
    独特の香りとワインのような強い酸味がある。ベルギーのブリュッセル近郊で生産される。
    ランビックのビール: グース

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ビールの分類

発酵

スタイル

特徴

下面発酵
   
ラガー
淡色

ピルスナー

世界の主流、チェコのピルゼン地方発祥 ドイツ、チェコ、日本、他

エクスポート 

      ドイツ

ヘレス

デュンケルをベース、ピルスナーに対抗、モルト風味、すっきり
ライトピルスナー   アメリカ、カナダ
中間

ウイーン

  オーストリア
ミュンヘン
デュンケル
ダークビール、焦がした麦芽を使用、味が濃厚、甘い麦芽の後味    ドイツ
メルツェン  琥珀色、アルコール度数が高め、3月(メルツェン)に仕込む   
濃色 ロースト麦芽 ドイツ、日本
ボック 高濃度、果実の芳香や麦芽の風味 ドイツ
ラオホ 燻製麦芽を使用、より強く香りを出したビール  
上面発酵
  
エール
   (イギリス)

   
淡色 ペールエール 薄い色のエール イギリス
ケルシュ 苦味、果実の香り、長期低温熟成 ドイツ
ヴァイツェン
ヴァイス
小麦使用。長期低温熟成。
中間 ビターエール 苦いエール イギリス
アンバーエール 琥珀色(焙煎麦芽使用)のエール
濃色 スタウト 強い(スタウト)ビール イギリス
ポーター ポーター向きのビール、モルト風味と苦味 イギリス
アルト 長期低温熟成、ドイツの上面発酵ビール ドイツ
自然発酵 ランビック 長期自然熟成 ベルギー

複合タイプは上面発酵に入れています。長期低温熟成と表示しています。
日本の地ビールでは上記のほとんどのスタイルがあります。

スタイル別ビールの紹介へ

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ビールの歴史(工事中)

1869 明治2年  日本で最初のビール製造が始まる。アメリカ人のW.コープランドが横浜にスプリング・バレー・ブルワリー社を設立。その流れを組むジャパンブルワリー社(キリン系)が1885年に設立へ。
1877 明治10年 開拓使麦酒醸造所(サッポロ系)が「札幌ビール」を発売。
1887 明治20年 日本麦酒醸造株式会社(エビス系)設立。
1888 明治21年  ジャパン・ブルワリー社が「麒麟(キリン)ビール」を発売。
1889 明治22年 大阪麦酒会社(アサヒ系)が設立。
1890  明治23年 日本麦酒株式会社が「エビスビール」を発売。大人気となり、地名や駅名も恵比寿になった。第2次世界大戦中に廃止されるが、1971年に復活。
1899 明治32年 鳥井商店(サントリー系)設立。
1906 明治39年 日本麦酒(エビス系)、大阪麦酒(アサヒ系)、札幌麦酒(サッポロ系)が大日本麦酒に合併。
1907 明治40年 ジャパン・ブルワリー社解散。麒麟麦酒株式会社(キリン)が引き継いだ。
1949 昭和24年 大日本麦酒が後のアサヒビールとサッポロビールに2分割
1957 昭和32年 沖縄ビール(オリオン系)設立。1959年にオリオンビールを発売。
1963 昭和38年 サントリーがビールを再発売。(これで4大メーカの体制基盤が構築)
1994 平成6年 地ビールが認可(最低製造数量基準を年間 2000 kl から 60kl に緩和)。
1995 平成7年 発泡酒が発売。安価で人気。
2003 平成15年 5月から人気の発泡酒に対して増税。売り上げ減。コンビニ限定ビールが盛んに売り出される。
2004 平成16年 ビール風味の雑酒が多数発売される。

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